金属の溶け出しやすさ

 

金属のイオン化傾向で有名なものです。

K>Ca>Na>Mg>Al>Zn>Fe>Ni>Sn>Pb>H>Cu>Hg>Ag>Pd>Pt>Au

←イオン化しやすい(溶け出しやすい)       イオン化しにくい→

K(カリウム)Ca(カルシウム)Na(ナトリウム)Mg(マグネシウム)Al(アルミニウム)Zn(亜鉛)Fe(鉄)

Ni(ニッケル)Sn(スズ)Pb(鉛)H(水素)Cu(銅)Hg(水銀)Ag(銀)Pd(パラジウム)Pt(白金)Au(金)

 

詰め物などに使われるしか素材は合金

現在保険で使われている銀歯とは金銀パラジウム合金を指しており、歯科医師の先生は『パラ』と呼びます。その構成比率は

金(12%)銀(50%)銅(16%)パラジウム(20%)亜鉛・スズ(2%)

となっています。上のイオン化傾向を見ていただけると一目瞭然ですが、K(カリウム)側にいくほど金属がイオンになりやすい。つまり溶け易いことになります。Au(金)側に行くほど金属が溶け出すことはなくなります。

金や銀でも金属反応を起こす方はいらっしゃいますが、多くの方は装飾品や歯の詰め物に使われている合金によって金属反応を起こしていることが多いのです。世の中の金属製品は多くの場合加工や実用性、費用の問題で単体元素で作られているものは少ないのです。

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