むし歯は口の中だけでなく全身疾患にも繋がる

むし歯がひどくなり、神経を侵した上で根管治療をしなかった場合、歯は完全に駄目になり抜歯になります。

抜歯で済めばむしろ恩の字という状態になっているかもしれません。なぜなら、むし歯の進行は歯の根っこで止まるわけではなく突き抜けて顎まで到達してしまうからです。こうなると血流を通して全身にむし歯菌が巡ることになります。微量なら免疫機能が対処してくれるかもしれませんが、免疫機能が弱まっていたり、機能が弱いお年寄りなどは重篤な病気を発症する可能性があります。若くとも、大量のむし歯菌が常に全身を巡るのであれば、脳に至れば脳梗塞。心臓に至れば心筋梗塞。肺に至れば肺炎を発症してしまう可能性があるのです。

痛くとも我慢していた方、我慢の末痛くなくなった方。手遅れにならないうちに歯科医院で検査を受けましょう。ある日突然病院に運ばれて、原因はむし歯だったということもあります。

 定期的な通院 根管治療術後

根管治療を受けたことがある方で、定期検診に通っていない方。歯に痛みはなくとも違和感などはありませんか? 神経を抜いて痛みがないので内部で膿ができていても気づかず周囲に炎症が起きて激痛が走る。などということもあります。根管治療に至ってしまったほどのむし歯はそれだけリスクを持っているということを認識しましょう。特に治療が終わってから3ヶ月、半年目の定期健診は必ず受診しましょう。

Copyright(c) 2014 根管治療について

コメント28件

コメントを書く







コメント内容