成功率を上げるために患者が心がけなければならないこと

治療の成否は歯科医院の設備と腕にかかっています。

これは動かしようの無い事実であり、患者からどうこうできるものではありません。

日本のシステムは基本後払いなのでチェック(予約)をとったら後は祈るのみなのですが、患者からなにかできることはないのか?

こう考える人もいるとおもいます。

その人ができる最大の自助努力は歯科医院が定めた治療計画通りになるように努めることです。

あまりにも当たり前ですが、現実に予約通りの時間に来なかったり、途中で治療を止めてしまう人がいるのです。

この原因の一部は歯科医院側にあるパターンもありますが、約束を守る守らないは患者側の理由によるものです。

治療が計画通りにいかなければ、医師が予見していた流れとは異なる流れになり治療が上手く行かなくなる可能性があります。

例えば、一週間後に治療するつもりの仮詰めをしていたのに、1ヶ月以上間を空けて来院するなどの行為があると、治療中の歯にどういった影響があるかなど、考えていた道筋どおりいかないことがあります。

そこまで極端な影響はないでしょうが、成功率が高くなる行為ではなく明らかに低くなると考えて良いでしょう。

仕事など、理由があってどうしてもいけないことがあるでしょう。

しかし、歯の治療。

特に根管治療は仕事に穴を無理やり作ってでも受けなければならないのです。

普通の医療で言えば入院とまでは行かないけれど、重病だなと感じるレベルなのです。

ただ、一般的な浸透力が無いので、会社に『歯医者に行くのでいついつ時間を空けます』と説明しても理解は得られないでしょう。

『~という病名なのでいついつ時間を空けます』と言えば通常の会社であれば理解を得られる可能性がありますが、今の世の中ではまだまだ通用しません。

アメリカ・ヨーロッパであれば『あほか、さっさといって来い』という感じになりますが、日本では残念ながらそこまで世に歯科は浸透していないのです。

なので、治療を開始するのは早いほうがよいものの、きちんと継続して通うことが出来る環境なのかどうかもひとつ問題なのです。

 

自分が通える医院を選ぶには

これを解決するためには平日昼間仕事の方は夜遅くまで診療している医院か土日祝日も診療している医院かを選ぶ必要があります。

最近は歯科医師会に参加しない歯科医院も増加してきており、土日に診療する医院も増えてきました。

これは歯科医師会に参加していてもデメリットばかりで歯科医師会に参加しない歯医者さんが増えたためです。

医師会に参加していると土日に診療できません。

そのため社会人枠を逃していた状況があったのですが、今ではそういった層もなるべく歯科にいけるようになっているのです。

 

患者側にできることは、根管治療になってしまった状況から永久に脱するために常にアンテナを張り巡らして

永久にじぶんの歯を使っていけるようにしましょう。

Copyright(c) 2014 根管治療について

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