吹田市の矯正歯科と根管治療
吹田市で矯正歯科と根管治療がうまい歯科医院といえば関大前の医療法人博明会あらかわ歯科・矯正歯科です。
関大前では口コミで一番の歯科医院なので一度医院のサイトをみてみるとよいです。
口コミでは吹田市で矯正歯科が一番と根管治療の腕前も評価されています。医院の設備をみても吹田市ではトップクラスの最新治療機器を揃えています。こちらの医院に設置されている設備は大阪全ての歯医者と比べてみてトップクラスです。
衛生面にも非常に力を入れており、器具の滅菌から使い捨ての道具を可能な限り使うなど様々な工夫がされています。
阪急線の関大前駅の関大方面改札を出てきたに歩くこと徒歩3分ほどで着くので非常によい立地に面します。
スタッフも笑顔で診療室内も清潔、キレイで女性の患者さんが多い安心できる歯科医院です。最近ではめずらしい個室にキッズコーナーが完備されている部屋が3つほどあるので小さい子供がいる人でも通いやすい歯医者ですね。
穿孔(パーフォレーション)の原因と責任
穿孔が自分の歯にあるのは歯科医院でしかわからない。
歯が痛くて歯医者さんで治療を受けていると 『あ、こりゃ穿孔(perforation)があるな』 と言われた場合。 これによって初めて自分の歯に穴が開いている事実に気づきます。 まず、自分で 『あ、歯の~番が痛いけどこれは穿孔があるな』 などと思う人はまずいません。 穿孔が原因で痛みを感じていたとしても、単にむし歯か? くらいにしか考えることができません。 その存在を教えてくれるのは歯医者さんしかいないのです。 ではこの穴は何故できてしまったのでしょうか?
原因は偶発性か事故かに分かれる
穿孔が起こってしまう原因は ①むし歯が進んだ結果として歯に穴ができる ②歯根の吸収が起こり穴ができる ③歯科医師が誤って穴をあける おおよそこの3っつに分かれます。 ①と③は想像できる範囲だとおもいます。でも②の吸収ってなんぞや? 順番に説明していきます。 ①のむし歯が進んだ時は、むし歯がどんどん進んでいった結果、側面や歯根(歯の下側)までむし歯が達してしまいむし歯が歯茎まで溢れる現象です。 ②の歯根の吸収が起こる時というのは、歯根が歯槽骨に吸収される現象が起こるのです。 この原因は実はよくわかっていません。 矯正を行うと発生することがあるため、歯に大きな力が加わると歯根が短くなってしまうことがある、とだけ分かっています。 また自然に起こってしまうこともあり、具体的にこれがあったからこうだ! とは決めつけられません。 ただ、この吸収が起こってしまうことで歯の下部の組織が無くなり穴があくのです。 非常にわかりにくくてすいません。正直人体凄い! としか言い様がないです。 ③歯科医師が誤る時は、大概が不注意か、経験不足で力加減を間違えるかです。 根管の長さを常に頭の片隅に入れ、どのくらいの距離器具が入ったのかを念頭に置きながら治療をしなければなりません。 器具を少し押し込みすぎて元もとの根尖を拡大してしまうのも穿孔のひとつです。 その他に根尖とは別の穴を開けてしまい歯を貫通させてしまうこともあります。 特に③は器具が折れることにより破損し歯に器具の破片が残ることもあります。 これらは③の器具が明らかに残ったもの以外区別がつかないです。 つかない、ではなく、しっかり調べれば(①②)or③までの判別はできても、その証明となると難しいです 本来の根管とは別の場所に穿孔が出来ていた時に、内部から貫通した痕がある場合は明らかですがそれさえも、むし歯が進行していった結果そちらを削る必要があっ たかもしれないわけで、穿孔の原因の特定は非常に困難です。 ゆえにこれについて言及している先生は少ないでしょう。
穿孔が発見された後の処置
穿孔が大きすぎてリペア出来ない場合は抜歯になることが多いです。 小さい場合でも、組織液に邪魔をされてなかなかリペアが成功しない場合もあります。 最近ではMTAセメントという修復剤が活躍の場を広げており、小さいパーフォレーションであれば、高い成功率を誇っています。 しかし、穴が大きい場合は塞ぐことが難しいため抜歯となります。
治療の失敗か、それとも偶発性か、責任の所在を求めるときは(訴訟)
もし、自然発生的なものではなく、歯科医師の方が誤って穿孔を作った結果として苦しんだのなら責任は取ってもらいたいところです。行き着くところは訴訟です。
しかし、この責任があるのかないのか? それ自体を問うことが難しい問題があります。
例えば、ファイルの破片が歯に埋まっていたとします。
これが何処の医院で埋まったものなのか(当事者からしてみると馬鹿らしいですが、第三者から見るとまずそこから)
当然、原因だと考えられる医院だと本人は思っていますが、第三者からみると本人が言っているだけとしかわかりません。
この証拠を揃えるところからまず苦難。
それが、当該の医院だと過程した上で施術のミスで起こったということを技術的な観点から説明しなければなりません。
しかも実証つきで。
これは素人には難易度が高いです。
もちろん普通の弁護士だろうと難易度は高いです。
なぜなら歯科の医療技術の知識がないので、通常ならどういう経緯を辿るのか、こういう経緯を辿ったのでミスであると論理的に書面を作ることが難しいからです。
となると弁護士でも医療関係を専門にしている方が必要です。
しかも、弁護士の先生は基本勝てる見込みがないと案件を受けてくれません。
負ける公算や長引く可能性が高い案件を望んで受ける人はいないからです。
恐らく、角度が高い証拠や証言を揃えて相談に行かないと、相談料を取られた上で諭されて帰ってくることになります。
本当に歯科医院に責任があるのであれば、誠意ある態度を取ってもらいたいですが、他の歯科医院で何の気なしにこれ前の医院が悪いわー。
と言われて責任を追求するのは早計です。
よくあるパターンで、歯科医院ごとに考え方が違うので、自分のやり方と違うのを見て酷いと感じている可能性もあります。
もちろんそれなりに論拠はあるのでしょうが、果たしてそれがどのレベルなのかです。
恐らく酷いとは言っても
『絶対訴えたほうがいいよ。勝てるよ』
などとは口が裂けても言わないでしょう。
ただし、本当に酷い場合は別です。器具の破片がそのまま刺さってレントゲンに映るレベルとかですね……。
まず、セカンドオピニオンといわずサード、フォースと幾つか意見を聞くべきでしょう。
その為に初診料として3000円くらいづつ費用はかかりますが、どこの医院でも意見が同じなら方向性は定まってくると思います。
あとは、直接医院と交渉するか法に訴えるかはご自身の判断になります。
ただ、法に訴えるのは滅茶苦茶面倒だと思っていたほうがいいです。
先生を拷問して自白させたほうがなんぼも楽だと思ってしまうほど面倒です。
この道を選ぶ場合は最低でも数年単位は闘う覚悟を決めてからが必須です。
成功率を上げるために患者として必要な心構え
成功率を上げるために患者が心がけなければならないこと
治療の成否は歯科医院の設備と腕にかかっています。
これは動かしようの無い事実であり、患者からどうこうできるものではありません。
日本のシステムは基本後払いなのでチェック(予約)をとったら後は祈るのみなのですが、患者からなにかできることはないのか?
こう考える人もいるとおもいます。
その人ができる最大の自助努力は歯科医院が定めた治療計画通りになるように努めることです。
あまりにも当たり前ですが、現実に予約通りの時間に来なかったり、途中で治療を止めてしまう人がいるのです。
この原因の一部は歯科医院側にあるパターンもありますが、約束を守る守らないは患者側の理由によるものです。
治療が計画通りにいかなければ、医師が予見していた流れとは異なる流れになり治療が上手く行かなくなる可能性があります。
例えば、一週間後に治療するつもりの仮詰めをしていたのに、1ヶ月以上間を空けて来院するなどの行為があると、治療中の歯にどういった影響があるかなど、考えていた道筋どおりいかないことがあります。
そこまで極端な影響はないでしょうが、成功率が高くなる行為ではなく明らかに低くなると考えて良いでしょう。
仕事など、理由があってどうしてもいけないことがあるでしょう。
しかし、歯の治療。
特に根管治療は仕事に穴を無理やり作ってでも受けなければならないのです。
普通の医療で言えば入院とまでは行かないけれど、重病だなと感じるレベルなのです。
ただ、一般的な浸透力が無いので、会社に『歯医者に行くのでいついつ時間を空けます』と説明しても理解は得られないでしょう。
『~という病名なのでいついつ時間を空けます』と言えば通常の会社であれば理解を得られる可能性がありますが、今の世の中ではまだまだ通用しません。
アメリカ・ヨーロッパであれば『あほか、さっさといって来い』という感じになりますが、日本では残念ながらそこまで世に歯科は浸透していないのです。
なので、治療を開始するのは早いほうがよいものの、きちんと継続して通うことが出来る環境なのかどうかもひとつ問題なのです。
自分が通える医院を選ぶには
これを解決するためには平日昼間仕事の方は夜遅くまで診療している医院か土日祝日も診療している医院かを選ぶ必要があります。
最近は歯科医師会に参加しない歯科医院も増加してきており、土日に診療する医院も増えてきました。
これは歯科医師会に参加していてもデメリットばかりで歯科医師会に参加しない歯医者さんが増えたためです。
医師会に参加していると土日に診療できません。
そのため社会人枠を逃していた状況があったのですが、今ではそういった層もなるべく歯科にいけるようになっているのです。
患者側にできることは、根管治療になってしまった状況から永久に脱するために常にアンテナを張り巡らして
永久にじぶんの歯を使っていけるようにしましょう。
成功率を上げるために必要な素材
必要な歯科素材
歯をある程度削る必要があると、そこを埋める素材が必要になってきます。
どのような素材をつかうのか、どのくらい大きさの補綴物にするのか、どのような種類の素材を使うのか?
そういう部分がクローズアップされます。
患者が選べるのは歯に被せる冠の素材です。
この素材の如何によって予後の成否が分かれることもあります。
成功と言える条件
成功とは歯の治療が無事に終わるだけでなく、二次カリエス、被せた補綴物の下でむし歯が発生しないことが成功の条件です。
その後の経過で3~4年異常がなければ成功と言って過言ではないでしょう。
もちろん、治療を受けた後のケアを正しくしなければいけません。
その後のケアが悪くてむし歯が再発した場合は一概に施術が悪かったとはいえません。
二次カリエス。むし歯の再発には大きく二つの原因があります。
むし歯が再発する原因
歯の中に菌が残留していた
これは歯科医師が患部の削り残しをしていた場合、歯の横側にむし歯が進行しており通常の目視では見えない位置にあるため放置されていた場合など、患部(細菌の塊)が歯の中に残っていたためそこから菌が増殖してしまったパターンです。
こうなるとどんなに良い素材で蓋をしたとしても、内部からどんどんむし歯が進行しているのでまったく意味はありません。
神経を抜く処置をしていた場合
痛みがないことがあり、まったく気づかずに生活してしまうため、歯の中で菌はどんどん増殖してしまいます。
菌はどんどん増殖し、膿の塊を作って膨れ上がります。
これが歯肉を圧迫し痛みを感じます。
神経を抜く処置をしていなかった場合
そのまま内部でむし歯が進行した場合確実に歯髄(神経)を侵食していくので激しい痛みに襲われます。
この場合は神経を抜く処置。根管治療が必要になりますが上記より酷い事態にはなりません。
補綴物の調子が悪くむし歯菌が歯の中に入り込む場合
歯の中は上手く処置できていたけども、かぶせものに不具合があった、もしくは発生した場合にむし歯菌が歯の中に入り込んでしまうことがあります。
この場合の多くのケースでは被せた後に冠との適合性が悪かったためむし歯が再発します。
成功率が高くなる良い素材と日本で言われてきた補綴物
主に日本の歯科医療で良いといわれてきたのは金合金素材。一般にゴールドと呼ばれている素材です。これは別に純金というわけではありません。
純金はあまりにも柔らかいため歯にかぶせる素材としては適しません。故に他の金属を混ぜることで実用に耐える硬度を保っています。
他の素材と違い噛むほどに形が歯に適合していくので隙間なくはまることで予後が良いといわれています。
本来であればこれが保険の標準となるはずでしたが、残念ながら今のメインは銀合金(パラジウム合金)といわれる素材が中心となっています。
こちらは硬度は高いのですが、その分成形に難がありぴったりはまったとしても、マイクロ・ナノレベルでの隙間は判別できません。
菌は非常に小さいですから僅かな隙間でも入り込んで増殖してしまいます。
あまりにも硬い素材ではこの隙間を埋めるように変形しないので、一見問題が無くともむし歯菌が侵入している可能性があります。
ただし、しっかり適合さえしていれば問題はありません。
諸説ある素材アマルガム
今現在の流行は金属を使わないオールセラミック素材の補綴物です。
非金属で耐久性もあることから生涯もつ素材として期待されています。
ただし、陶器であるため割れる・かけるなどのトラブルも発生しています。
問題が無ければ生涯使える素材ですが、ケースによっては上手く行かないこともあるようです。
若い世代の歯科医師はセラミックを推奨する傾向にありますが、経験年数の高い歯科医師ほどゴールドを推奨する傾向があります。
セラミックはまだまだ実績が薄いので今後さらなる技術の発達で良い素材になっていくのは間違いないですが、現場の信頼度はまちまちのようです。
その中でひときわ異彩を放つ素材があります。
アマルガム(水銀)です。
歴史は深く100年を越す来歴はありますが、日本でも公害が発生している通り水銀は神経に支障をきたす重金属です。
当然これを使うのであれば警戒してしかる素材になります。
しかし、これを使用してきたという歴史もあるので、ある程度の有用性は認められています。
問題は使用することで人体に害があるかないかです。
あるというのは簡単ですが、無いというのを証明するのは難しいです。
一説では無機水銀は有害性は薄いので大丈夫という論もあります。
日本ではほとんど駆逐されてしまいましたが、ひょっとしたら使用している医院もあるかもしれません。
時代に取り残されたと見るか、来歴を信じるか。
保険での治療を選択するのであればまったく悩む必要の無い選択肢ですが、もし歯科治療において様々な素材があり選ぶ気持ちがあるのであれば選択肢のひとつといえます。
個人的に素材を選ぶとしたら
何処に需要があるかわかりませんが、個人的に素材を選ぶとしたらオールセラミックを選択します。
生体親和性の高いチタンなど生体医療に用いられるような金属ならまだしも、イオン化しやすいような重金属を体に入れるのはかなりの抵抗があります。
歯科素材のせいで金属アレルギーになるかどうか、なった人がいるというのは身近に居ませんが、金属アレルギーの人の悲惨さは知っています。現代で金属アレルギーはかなり生活に支障をきたします。気持ちの面が強いとは思いますが、リスクになるのであれば回避したいのが本音です。
そういった意味ではアマルガムは問題外と言えます。
ただ、セラミック治療はメタルボンドという実績があり、ある程度の認められているものの、オールセラミックはまだまだベータ版という印象があります。
割れた欠けたでクレームになる事案もそれなりに聞くので、万全とは言いがたいです。もちろんそれらのクレームはゴールドだろうがなんだろうが起きるときは起きます。先生によってはたいした差が無いとまでいい切る方もいるくらいです。流石に性質や含有量が異なる物質がまるで差が無いなんてことはありえないとは思いますが、歯科医師ごとに素材の良し悪しが分かれているのも現状ということです。
ちょっとめずらしい歯科医師に、自分でインプラントの良さを確かめるために一般的に必要性が薄いといわれている歯を一本抜いてインプラントにした先生もいらっしゃいますが、素材の良さを知っていても自分が良いと実感しているわけではないので意見が割れているのだと思います。
正直健康な歯を抜くのは人体になにも影響がないのかと言われると絶対無いとは言い切れないと思います。髪や爪と違ってアルブミンとかでにょきにょき生えてくる部位ではないので抜けばそれなりの影響はあるはずです。
それでも自分で良いと思わなければ人に勧められないという酔狂な御仁もいるのです。
ただ、その方の説得力は確かなものだと思います。なんせ自分がやっているわけですから。
歯科素材で悩んだとしたら、医院で先生に直接歯科治療でなんの素材を使っているのか聞いてみるのもいいかもしれません。
少なくとも歯科医師でパラ(銀歯)を入れている人は聞いたことがありません。
保険で治療をすることが患者さんのためだと仰る先生は結構います。
しかし、その先生がゴールドで治療をしているということは良くあることです。
この場合の先生は、費用の面で保険で治療をするのが患者のためだと思い込んでいるケースです。
実際自費素材の費用は桁がひとつあがりますが、体のためにお金を使うのは、車や衣服などの装飾品や所有物に金銭をかけるよりも大事だと思います。
素材も大事ですが、歯科医師が大事
社会生活上身の回りの品はある程度のものは必要でしょうが、グレードを追い求めるのであればまず体にお金を使ってから、その後にグレードを追い求めるべきだと思います。
お金は後から手に入る可能性はありますが、一度害した健康は戻るかどうかはわかりません。
この損益分岐をどう考えるかは人によりますが、健康より大切なものはホント無いと言えます。
歯科素材が歯科治療の全てを決めるわけではないですが、かけられる金額が法外(数百万とか数千万)でないのであればかけれられる分はそうしたほうがよいと思います。
ただし、世の中明らかに怪しい歯科医院もあります。
自分の腕を殊更に自慢したり、他院を殊更貶めるような発言があったり、患者の生活を全て決めてくるようなカルト的な歯科医院だけは回避したほうがいいでしょう。
ちょっと考えれば十分可笑しいとわかるのですが、妙な説得力があるので雰囲気に呑まれて騙されてしまう人がいます。
例え腕が良くとも言動が明らかに可笑しい医院は避けましょう。
体を張って発掘をする必要はありません。
インターネットが発達して歯科医院にかんする風評を簡単に入手することができるようになりました。
人は悪いことは何倍にもして喧伝しますが、良いことはそうそう表に出しません。
ちょっとしたことでも悪く伝えられてしまうのが世の常なので少しくらいの悪い風評はどの医院にもつきものでしょう。
その中でも明らかに賛否両論をまきおこしている医院は様子を見たほうがいいでしょう。
賛否両論の場合いい可能性ももちろんありますが、悪い場合も多々あるからです。
一番無難なのはなんの評判も無い医院です。
これは少なくとも不満があろうともそれをインターネット上でさらそうというところまで不快な思いをしたという人がいないわけですから、それなりの腕や対応をしてくれることが期待できます。
もちろん人により受け取り方は千差万別ですから、誰もが良いと思う医院は存在しません。
ですがものさしの1つにはなると思います。
さんざん書いてきましたが、どんな下手な歯科医院であれ、治療しないよりはましです。
今むし歯があるのであれば、いくかどうかずっと悩むより、すぐに近くの歯科医院に駆け込むのが一番です。
とりあえず保険で、
歯を抜くことになると
抜歯による4つの選択
根管治療をするよりも、抜いてしまったほうがメリットが大きい場合
歯を抜いてしまいます。
こうなるとどうなってしまうのか?
抜歯になると
歯を抜いた場合、待っているのは4つの選択です
1.抜いたまま隙間を空けておく
2.ブリッジ
3.入れ歯
4.インプラント
1.歯を抜いた状態で放置すると
一番不味い選択です。将来的に周囲の歯が抜けます。
歯を抜いた状態は歯と歯の間に大きな隙間ができています。
また噛みあわせを考えると、上下のどちらかに大きなスペースが空いてしまうことになります。
こうなると、歯は隙間を埋めようと移動してしまいます。
キレイに歯が並んでいたとしても、少しづつ隙間を埋めるように動いていき抜けた歯の両端(片方)は斜めに、上下のどちらかの歯は長く伸び、不安定になります。
こうなってしまうと周囲の歯はグラグラと揺れ衝撃を与えるとポロりと抜けてしまうこともあります。
2.ブリッジ
抜けた歯の両端を削り、その両端に被せ形で抜けた歯を補うので削って小さくなった両端の歯に3本分の力が加わるので両端の歯が消耗し抜歯に繋がります。そうすると今度はより大きなブリッジ→抜歯→ブリッジの繰り返しで歯が抜けていき、ブリッジをすることができない! という状態になります。また、当然のようにブリッジの細かい手入れが必要になります。
3.入れ歯
ブリッジのように健康な歯を削る必要がありませんが、何より噛み応えがないので、食事が楽しくない。手入れが大変。調整をするために医院に行く必要があるなど手間が多い割りに天然歯とは比べ物にならないくらい使い勝手が悪い。マウスピースを口に入れて食事をするようなもの、とは入れ歯でよく言われるいいまわしです。
4.インプラント
4つの選択肢の中では最も天然歯と同じ扱いができる選択。しかし、高い。手術が必要。施術できるかどうか顎の骨に左右される。顎の骨が薄く一般のインプラントしか出来ない医院が多い。骨が薄くても出来るインプラント専門は高い。術後の経過を見なければならず、経過が悪いと再手術が必要。大抵保証があるが、5年保証などが多い。5年経って不具合が出たら? など、将来的な不安が常につきまとう。
ただし、本来の歯と同程度の機能が期待できるので成功するなら一番望ましい選択。
入れ歯と併用などもできるので、資金と専門医に自信がある場合現状最適解。
ブログの一覧
ブログ一覧の説明
はじめての方ははじめまして。
再訪の方はようこそ。
このページはブログ記事の全一覧を表示しています。
一回一回戻るのが億劫な方はサイト左下の【ブログ記事階層表示】から記事を選択してください。
根管治療
- 吹田市の矯正歯科と根管治療
- 穿孔(パーフォレーション)の原因と責任
- 成功率を上げるために患者として必要な心構え
- 成功率を上げるために必要な素材
- 歯を抜くことになると
- ブログの一覧
- 『成功率』の意味
- 自費か保険か
- 歯科治療費が世界で比べても安い理由
- 根管治療における欧米との費用の比較
- 外科手術
- 自費診療ではどんな方法があるか
- 歯の神経(歯髄)を取ることの弊害
- 根尖根管治療
マタニティ
歯科業界
痛くない治療
成功率を上げる道具
『成功率』の意味
根管治療における成功の定義
根管治療の要旨は
①.根管の中の感染源を除菌する (原因の除去)
②.再感染を防ぐ (再発の防止)
この2つを達成することになります。
①が未達成であるのに、感染を防ぐ処置をして歯に蓋をしたとしても、中に残った菌が増殖してむし歯が再発してしまいます。
①が達成できても、再感染を防ぐ処置が上手くいかなかった場合もむし歯が再発してしまい、再根管治療になってしまいます。
①も②も達成できない場合は明らかに失敗しています。
では、この2つを達成していつまで、どのくらいの期間症状が起こらなければ成功といえるのでしょうか?
成功と言えるまでの経過観察期間
根管治療をして死ぬまで何もおきなければそれは成功と誰もが言えると思います。
しかし、むし歯は治療を受けた受けないに関わらず発症します。
根管治療の予後が悪いから再根管治療になったのかどうかは、日頃のメンテナンスに大きく依存するので目安となる期間が必要になってきます。
歯科の業界ではこの目安として臨床時に3~4年の経過観察において症状の悪化がなければ成功としています。
根管治療の失敗はすぐにわかるのですが、『成功』に関しては長い観察期間を経なければわからないのです。
むし歯が再発した場合は、歯科医師の腕が疑われることが多いですが、長い経過観察を経ているのならば単に予防が拙いこともあります。
自費か保険か
根管治療は医師の技術の証
歯科医師の腕を見るには根管治療を見ろと言われるくらいですが、実際は歯科医師毎に得意とする治療(専門分野)があり、それを軸として色々な治療が満遍なく出来るようにしています。だから一概に根管治療ができたから腕がいい先生、できないから腕の悪い先生とは言い切れません。ただ、虫歯治療の行き着く先が根管治療であるならば根管治療に精通していた方が歯科医師としては望ましいはずです。
自費での治療を医師が望むわけ
ホームページを持っており、根管治療を専門にしていらっしゃる歯科医院さんでは、保険の治療と自費での高度な治療の両方を受け付けているところ。自費での治療を勧める歯科医院さんは、設備も整っており、腕に自信があり、何より自費で高度な診療をすることが患者さん自身の為だと考えているからだと思います。一生使っていく歯に対して自費での費用が高いか安いかは人によると思いますが、5万や10万といった金額を安い! と感じる方はそんなに多くはないと思います。また、金銭的に払うことが難しい方もいるかもしれません。そんな方のために、成功率が下がることは分かっていても『保険』という選択肢を残している医院さんは、忸怩たる思いで保険治療をしていると思います。明らかに成功率が下がるといって事前に患者さんに説明したとして、心ならずも経過が悪かった場合、歯科医師側としてはある程度『そうなってしまったか』という思いはあるでしょうが、患者側からすると事前に失敗する可能性が上がろうが下がろうが『失敗』でしかなく、腕が悪い歯科医師だったとしか思われないわけですから、歯科医師としても自費で確かな腕がある人ほど保険という選択肢は自分の首を絞める可能性が高いことを理解していると思います。
自費でしか診療しない歯科医院
保険と自費の狭間で揺れる歯科医院の中で、完全に保険を切り捨てている医院もあります。己の腕を十全に発揮できないことに悩まされる必要も設備や機器が十分に使えないジレンマも無い、歯科医師として純粋に治療に専念するだけなので精神的にも楽だと思います。それでも難しい治療であることに変わりが無いわけですから経過が悪いこともあるでしょう。全力を尽くした結果として患者さんに文句を言われたりするのは当然のことと納得できるので、歯科医師としてもより努力をしようと思えるはずです。患者側からしてみれば、高い費用を払って治療を受けたのに失敗じゃ儲け主義と言いたくもなるでしょう。
保険医の将来
しかし、こういった流れはお金のある人は高度な治療が受けられて、お金の無い人はほどほどの治療しか受けられないという世の摂理をこれ以上ないほど浮き彫りにしています。また、歯科医院の選別も行われており、消費税の値上げや保険治療に使う素材の高騰により保険治療は利益がほとんど出ない仕組みになっています。保険での治療を希望する患者さんは多くいるわけですから、保険で治療してくれて、腕が良い信頼できる歯科医院さんは多いほうがいいのは間違いありません。ですが、二極化が進んでいる歯科医院の現状として、あえて保険だけで診療をしていこうと考える若い先生はどんどん少なくなっています。町の歯医者さんを目指しているような院長先生でさえ自費は無視できないようになっているので、今後根管治療を保険で行う歯科医院さんはどんどん少なくなってゆくんじゃないかと思います。
根管治療と自費の被せ物
ちなみに、根管治療を行う場合むし歯が深く進行しているのでかぶせ物(クラウン)が必要になりますが、日本の保険診療の制度上自費で治療を行った場合、治療は自費、他は保険というような混合はできないので全てが自費。つまりかぶせ物も自費になります。歯科医院で先生の話を十分に聞いて、治療に10万くらいかかる。でも高い技術で良い治療が出来るならいいか、と思って治療をしたら、その後のかぶせもので更に10万くらいかかった。などというケースがあります。最近ではかぶせ物も自費になることを明記している歯科医院さんも増えてきましたが、現実として治療開始後にこういった説明が加わることがあります。
かぶせ物は銀歯なら安く済むだろうと考えていた方がいるかもしれませんが、実は銀歯は高いです。自費で銀歯を入れる人がどのくらいいるか不明ですが(というかメリットが何も無い)銀歯を自費で入れると金歯(ゴールド)の2/3~3/4くらいの価格だったりします。例えば金歯が3万するなら銀歯は2万といった具合に。歯科医師の先生はそれが分かっているから自費になるかぶせ物はゴールドやメタルボンド、最近ではセラミックをお勧めされるはずです。自費で銀歯ほどデメリット満載な選択は無いですから。なので、根管治療を自費で考えている方は、かぶせものの選択までしておかなければいけません。HPや先生の説明で治療にかかる費用だけでなく、かぶせ物にかかる費用まで、また、もし再治療が必要になった時の費用がどうなるのかもしっかり確認しなければなりません。自費の場合歯科医院側もトラブルを嫌いますから、普通は医院側で事前にしっかり対応するのですが、基本的に歯科医師の先生は経営人ではなく医療人であることが多いので、そういった費用の説明が患者さんにとってどれだけ必要か今ひとつ実感できていない先生もいます。なので、残念ながらそういった医院や先生に当たってしまった場合は治療が始まる前に根掘り葉掘り聞くことです。そのためにもある程度の歯科知識をつけなければなりません。
保険を選ぶにしろ、自費での治療を選ぶにしろ、よほど信頼している先生でなければ全てを委ねるのではなく常に疑問を持って分からない点や不明点をつまびらかにしていく必要があります。
面倒ではありますが誰かに任せっきりで成功も失敗も黙して受け入れる気がない、できそうにないのであれば、自分の体のためによりよい選択ができるように歯科知識をつけていくべきです。
治療に関する専門的な内容まで分かるほどの知識を得るのは大変ですが、治療の方針や値段が納得して受け入れられるくらいの予備知識を得るだけであればそれほど時間のかかることではないので、先生の仰っていることを把握できるくらいにはなっておくと安心して歯科医院に通うことができると思います。
歯科治療費が世界で比べても安い理由
安くて優秀か、安かろう悪かろうか
保険で国がカバーしているから、日本の制度が優れているから。そのように考えれば安くて質の高い治療を受けていると考えられるでしょう。しかし、世の歯科業界が自費治療に舵を切っている流れや他国の状況を考えるに、日本の根管治療は質が良いとは言えません。個々で見ていけばそうともいえないのでしょうが、根管治療が無理、難しいから抜歯に繋がっているケースが多いのではないでしょうか。そう考えると『保険治療』というのも考え物かもしれません。ただ、根管治療に及ばないレベルでの保険治療に関しては非常に優秀だと思えます。難易度が高い治療が他の治療と同じような値段でできる意味を掘り下げると歯科医院選びと自費の選択というのは患者側にとっても重要なのだと思います。
根管治療に関しては、安かろう悪かろうになってしまうのが実情なのだと思います。
ただ、そういった背景がある中でがんばっている歯医者さんも多いということです。
根管治療における欧米との費用の比較
米国の歯科治療は基本自費
歯科医療先進国のひとつである米国においては、保険が存在しませんので、歯科診療費は全て自費になります。欧米においては歯を綺麗に保つことはあたりまえのことで、例え治療をしっかりしていても銀歯が目立つようでは人として見下されるような扱いを受けます。特に日本人は銀歯での治療が多いので、アメリカ人の友人などができると『なんで銀歯なの?』と聞かれることもあります。そうして欧米と日本の審美感覚や世間一般常識のズレを知るのです。
根管治療が必要になった場合日本では保険治療だと3000~5000円で治療ができます(かぶせ物などの費用は除く)
対してアメリカでは1000ドル(約10万)もの費用がかかります。
アメリカが異常ではなく他の欧米諸国を見ても5万円は費用がかかります。
アジア諸国を見回してみても2万円はかかっています。
« Older Entries