虫歯の痛みがある程度ひどくなると

多くの方は歯が痛くならないと歯科医院には通わないと思います。

そうして検査を受けると先生から『虫歯ありますね』と言われてむし歯判定を頂くことになります。

痛くなってからどれだけ経ってから歯科医院に来たのか、むし歯のなりやすさによって進行度合いがかわりますが、C2までのむし歯は1日で治療が終わることが多いです。これらの症状では根管治療は必要ありません。

むし歯がC3と呼ばれる段階を超えると神経を抜いたり、根管治療が必要になります。

 

医院での流れ

根管治療は歯の神経を全て除かなければなりませんし、場合によっては根っこにできた膿を取り除くことから治療が始まります。これらには長い期間がかかることを認識しなければなりません。専門性の高い自費診療で比較的短い期間で済ませる方法があるのですが、保険中心医院の場合費用が高いため先生側が勧めないということもあります。

歯の内部の汚染部分を全て取り出したら薬液で洗浄します。

その後十分に感染源を除けたところで、かぶせ物をします。この時かぶせ物を支える能力を歯が喪失していたら支台を埋め込み、その上にかぶせ物をします。

これが根管治療の大きな流れになります。

 

 根管治療を専門とする医院

最近、専門医を強調する医院が増えてきました。

今までは一般歯科と矯正・口腔外科という大きなくくりで歯科医院が経営されてきましたが、それぞれの先生が得意な部分、また

歯科医院として強化して取り組んでいく分野を明確にして患者さんのニーズに答えようという流れが出来てきました。

こういった医院での手順も基本的には保険で治療した場合と変わりませんが、制約が無くなるため患者さんの希望があり、かつ

一気にできそうなら治療してしまうということができるだけです。

ただ、歯科医院側でのカウンセリングの時間を多めに取る医院が多いです。

なぜ、自費が高いのかについて、仕組みから保険との違いとその後のメンテナンスへの医院での取り組みなど洗脳に近いレベ

ルで説明してくれます。

もちろん、いっていることは全てなるほど、とうなずけることばかりなので、あとは体のためにそれだけのお金が実際に払えるかどうかという部分になります。

このカウンセリングで自費の素晴らしさが分からない場合は、歯科医院側が悪いです。

やったほうがいい理由を患者さんが理解していないのに高いお金を払って歯を治そうと考えることがないからです。

ですが、専門家がいる医院でもこの説明がしっかりできていないところがあるようです。

本来は自由診療が良いか悪いかという悩みではなく、診療にかかる費用が出せるか出せないかという部分で選択肢を考えるべ

きなのです。

専門医にやってもらうことが良いのはわかった。でも実際に払うお金がない。

これがカウンセリングがしっかりできている医院における患者さんのやむ終えない回答です。

もし、カウンセリングを受けて、いまいち高いお金を払って受診する意味合いがわからなかったら、止めておけばいいのです。

説明と実際の技術がイコールになるわけではないですが、受ける側が納得できていないのであれば受けないほうがいいです。

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