口臭予防 ほんだ式について

2014-11-28

口臭治療

ブレスケア商品。薬局やスーパーに行くとレジの周りなどに必ずといっていいほど置いてあります。

即効性が高いので人と会う予定がある時にスッと購入することが多いようです。

ブレスケアに関連する市販品は、臭いの原因を潰すわけではなく強力な香りで臭いを一時的に誤魔化すものです。

ですが、良く売れます。

それだけ口臭を気にしている人が多い証左です。

 

でも、それなら専門の医院で治療を受けて根本の原因を断つことが重要です。

ただ、生きている以上臭いを消すことは不可能なので、口臭治療を受けたとしても継続してケア用品を使い続ける必要はあります。

今回は口臭治療で有名な本田式の紹介と効果の高い洗口液のご紹介です。

 

本田式口臭治療は色々な医院で受けられる

元祖の医院は大阪にありますが、技術供与を行い提携している歯科医院が各地にあるので

「大阪まで行けない!」

という方でも大丈夫です。

価格は医院によって異なりますが初診検査が3万ほど、口臭対策グッズが1万円です。

3ヶ月間ほど通って1ヶ月おきに再診検査など1万5千円ほどかかります。

全部でだいたい8~10万ほどです。

高いですね。

 

口臭に対する専門知識とグッズがあればいいだけの話なので自分で口臭について丹念に調べて口臭対策グッズを購入して実施するならば

1万円くらいで済むことになります。

この専門家からの自分のためだけのアドバイス(と検査)にどれだけ重点を置くかが、口臭治療を受けるかどうかの分かれ目だと思います。

とにかく治すことに主眼がある方は受けてみる。

アドバイスと自分の口臭の状況が知りたいだけであれば初診だけ受けてみるという方法もあるでしょう(もちろん最後まで受けることが前提で話を勧められるでしょうが)

とかく、口臭対策に関する情報と、その対策を実施してそれでも口臭が酷い場合は受けてみる価値はあると思います。

どれだけ悩んでいるかがポイントです。

精神的なカウンセリングというのも料金に含まれているわけですから。

ちょっと興味があるという程度であるならば、本田式ガム口臭抑制術を試す程度でいいと思います。

(※本田式を謳っていなくとも、口臭治療の知識がある医院や、元々本田式をやっていたが提携を切った医院さんもあるので本田式にこだわる必要はありません。ちなみに本田式提携医院は年2回の研修が必要で常に最新の口臭に関する知識を更新することを求められます)

 

本田式キシリトールガム口臭抑制術

キシリトールガムは口に含むだけでも効果があります。

キシリトールガムを使う理由は細菌の餌にならないので酸が発生せず臭いの元を作らないからです。

舌の上にガムをのせて転がしているだけで唾液が分泌され、口臭抑制に繋がります。

20~30分ほど口の中に含んでいるだけで効能があるので、今日から誰でも気軽に試すことが出来ます。

仕事や日常生活の合間に含んでおき、喋る時は舌から頬にガムを移動させればいいので、周囲に気づかれることなくガムを口に入れておくことができます。

もちろん噛むと気づきますよ。

慣れないうちは噛んでしまうことも多いですが、気づかれてもいい状況であるならば問題ありません。

朝昼夜と食事後に口に含むだけで効果を発揮します。

なるべくキシリトール含有率の高いガムを使いましょう。

キシリトール100%などは1つのボトルが1000円と割高に感じますが、1日の使用量を3~7粒と定めれば、1日せいぜい30~50円なのでかなりコストパフォーマンスは高いです。また、市販のものとは味がまったく違い、むせるほど甘いので話題のひとつとして一度購入すると面白いといえます。

 

フッ素先口液オラブリス

市販の洗口液は色々と販売されていますが、中には効果がないものが多く販売されています。

もん○みんなんかがいい例です。市販品でおよそ効果があるものはリステリンくらいではないでしょうか。

少なくとも歯科医師会が認めたものでない限り効果は保証されていないと考えたほうがいいです。

さて、ここでご紹介するのはオラブリスという洗口液です。

これはむし歯予防だけでなく、口臭抑制も行ってくれる優れものです。

だいたい12時間くらいは効果が持続するので、朝使えば夕方くらいまでなら効果があります。

オラブリスは1袋6包がだいたい1200円で、1包が1ヶ月くらいもちますので一月200円と考えれば格安ともいえます。

粉を水に溶かして使うので、その分量の調節に専用容器が必要になりますが、この容器も600円くらいでずっと使えるので試すのであれば購入した

ほうがいいでしょう。(溶かす水の量を調整しないと効果が出ない場合がありますし、こどもが調整すると危ないので専用容器は必須、ただ、しっかり計量して保存容器が別にあるのであれば必要ありません)

市販品として見かけるものではありませんし、歯科医院でも販売していない医院もあるので、欲しい場合は通販か、ネットで売っている医院さんを探すしかありません。

歯科医院さんだと安く販売しており、オラブリス600円。専用容器250円という医院さんが最も安い医院さんでした。他にもオラブリス800円で専用容器400円など。見かけて安ければ購入してみるといいかもしれません。

歯科医院で売っているグッズは医師が認めたものなので、高くとも効果が保証されています。

しっかりと効果を知っていると逆に驚くほど安い場合もあります。(それでも効果を知らない人から見れば1000円2000円は高く感じる)

基本的に歯科医師はグッズでの儲けなど微々たる物ですから、販売している場合は本当に使うといいのよコレ! という感じで売っている場合がほとんどです。

もし、歯科に通っている方でグッズが売っている医院さんが会ったら、ネット上などで値段を比較して安い場合は購入するといいかもしれません。

口臭に関して

2014-11-27

口臭は指摘を受けて気にし始める方が多い

自分の口から発する臭いは、他の人が不快に感じていたとしても気づかないことが多いです。

体臭と同じで常に嗅いでいる臭いですから鼻が麻痺しており例え公害レベルの臭いを出していても気づかないことがあります。

口臭を気にしている方は、身近な人から指摘されて

『え!? 本当?』

となった方が大半だと思います。

 

口臭が及ぼす影響

USAやEU諸国などの先進国では、恋人などに

『ちょっと口が臭い』

と言われたら死ぬほどショックを受けるようです。

それだけ気を使っている証左であり、その上での指摘なので衝撃を受けるようです。

日本でも明らかに口臭を感じるレベルの人がいると、周囲は無意識に避けるように動きます。

その所作が大げさか、さりげなくかは別として避けれていることは伝わります。

こういう経緯を辿った方は口臭に対して過剰に反応してしまいます。

頻繁に歯を磨いたり、ブレスケア用品を常に携行するようです。

しかし、これは一時しのぎであってその場で臭いを誤魔化せても根本的には解決していません。

臭いの原因が何かを理解することが重要になります。

 

口臭の原因

大別すると『生理的』なものと『病気』が基になっているものに分かれます。

 

1.生理的要因

口臭は多くが口の中に臭いの原因があります。

臭いの基となる細菌が増殖し、細菌からガスが出ることで不快な臭いに繋がります。

 

大きい原因としては

 

・虫歯

・歯周病

 

が関係しています。

口臭が酷い場合は大抵これらに羅患しているケースが多いのです。

ではそれ以外の場合ではどうでしょう?

 

通常であれば唾液の働きで細菌の増殖は抑制されるので無臭は無理でも周囲が眉をひそめることは無いはずです。

つまり生理的要因で口臭が発生する場合は唾液の分泌が正常に行われていないことが多いのです。

唾液が少なくなる例としては

 

・睡眠

・緊張

・口への刺激の減少

 

が挙げられます。

睡眠に関しては、就寝中は唾液は出ていません。

なので細菌が一番多いのは起床時の朝になります。

特に前日にお酒を飲んでいたり、食べ物を口にして歯を磨いていないなどで食べカスが口に残っていると臭いが強いのは唾液により細菌の活動が抑えられていない状況が長く続いていたせいなのです。

また、ストレスや疲労によっても唾液は減少します。

極度の緊張を感じたときなどに口臭が強くなったり、仕事や学校が終わる夕方頃に口臭が強くなるのは自然なことです。

ただ、人によって口の中の水分量(唾液の量)が違いますし、細菌の活動も変わってきます。

食事をする時によく噛むことで唾液が分泌されるので、噛むという動作を意識的に増やすことで唾液を多く出すことができます。

 

2.病的口臭

内臓に疾患があることで、体の中から口の外に特異臭を出すことで口臭に繋がるケースもあります。

これは生理的要因をいくら解決しても口臭が無くなりません。

なので、口臭対策を熱心にしているのに一向に改善されない人はもしかしたら内臓に疾患を抱えている可能性があります。

それらの例としては

 

・胃腸の消化機能の低下

・肝臓機能の低下

・がん

・糖尿病

 

が挙げられます。

胃腸や肝臓機能の低下によって発生した硫化水素や分解し切れなかったアンモニアが血液に混じり、それが肺に運ばれて

呼吸によって口臭が発生するのです。

がんは甘い臭い(花の香り)を発したり、卵の腐敗した臭いを出したりと様々な特異臭が発生します。

部位や症状によって様々ですが、上記に当てはまらないのに臭いがする場合は注意が必要です。

糖尿病にかかっている方は血中の糖をエネルギーに変換できなくなり血糖値が高い状態になっているので、糖の変わりに脂肪を分解してエネルギーにします。

脂肪を分解するとケトン(R-CO-R)が発生し口臭(体臭)に繋がります。

これらは口の中に原因が無いのでむし歯や歯周病を治しても、口の中の水分量を増やしたとしても解決しません。

逆に言うと口の中の原因を全て潰しても口臭がなくならない場合は病気の可能性があるということです。

 

口臭は感じ方によっても変わるものですが、できれば無いほうが望ましいです。

なので普段の口臭を予防することは社会生活を円滑にする上で重要です。

では具体的に口臭を治したり予防したりするにはどうしたらいいのでしょうか?

それを次回の更新で記載したいと思います。

 

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